2015年03月18日

ハウスと菌打ち

彼岸入りしましたね。
今日、直売所に行ったら、お店の人の挨拶は「暑かですね〜」でした!
ああ、刻々と地球は移動しているなあ。。
冬の習慣で長靴のままだったら、膝下えらい汗かきました。


遅かったから大きな声では言えませんでしたが(^^;
先週、育苗用の小さいハウスができました。
鉄くず代と同額で引き取った古いハウス材を再利用して。
(私は見てただけです)

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まだ大きいハウスの材料も貰ったのがあるから、その練習にもなったみたいです。


ハウスの中には踏み込み温床を設置。
集めてきた落ち葉に水かけて混ぜて、
発酵促進のための米ぬかも入れてマゼマゼ、

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夜型農家↑

立派なのができたようなので見に行くと、、

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・・・!
おっきいトイレじゃないからねっむかっ(怒り)


枠に使ったのはパレット。
近くで太陽光発電設置してたところで貰いました。
太陽光パネルを載せてたパレットは大きくてけっこう頑丈。
運び終わったら捨てるそうです。
たくさん捨てられた後だったので、もっと早く聞けばよかったな〜、いろいろ使えそう。



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上にチップを敷きましたが、チップのところが温度が上がらなかったので
この後、混ぜました。




その他近況。

先週は、引越し予定である吉井町の家で、椎茸の菌打ちをしてきました。

ほだ木に使ったのはマテバシイの木。(マテの木)

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マテバシイの木は鹿島では見たことなかったような。
鹿島ではクヌギを使ってますが、吉井の家周辺にはクヌギは少ないようです。
常緑照葉樹のマテバシイで椎茸ができるとは知りませんでした。
クヌギと味 違ったりするのかな?
楽しみ。^^



木をたくさんもらったので、たくさん菌を打ちました。

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鹿島の家では、庭の水路に池に、オタマジャクシがいっぱいです。

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サクランボの花も咲きました。

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2014年08月27日

「嶽水道」 これがほんとの水の路! 

先日の日記のタイトルに何気なく水の路って書いてたら、
今日はほんまもんの、筋金入りの、「水の路」を見てきました。
BIG FAMILYの娘ちゃんが通う、小学校の催しに潜り込ませてもらいました。^^;

私達が住む山の麓にある鮒越(フナゴエ)地区一帯の、農業用水を賄う水路「嶽水道」(たけすいどう)

四百年近く昔の、鹿島のお殿様鍋島直朝が、造らせたものだそうです。

なんの予備知識もなく行ったのですが、、
とにかくびっくりでした!

浜川という川の上流から始まって、山の中をくねくね、5km以上かけて
鮒越(ふなごえ)という集落まで引っ張っています。
その水路に沿って歩いてきました。
マイナスイオンたっぷり〜な感じで
山の中を蛇行する水路は幻想的でもあり
写真を撮りまくり。
絞れないので、歩いてるつもりでご覧ください〜

奥山地区、浜川の上流
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堰の奥に、藪で見えませんが、分水している始点があります。
始点は、標高190m
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川の右岸に渡り、水路へ。
(上流から下流を向いて、右が「右岸」だと、今日教えてもらいました。)
さあ、スタートだ〜!

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水路は山の中へ・・
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水路を支えてる石積み・・こんな山の中に・・
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昔はすべて石を積んで造ったそうですが
今はコンクリートになってます。
昔の人もすごいけど、改修工事をした今の人もすごいと思う。
だって、車が近づける道路なんてどこにもないのです。
いったいどうやってここまで重い資材を運んだのだろう・・?



途中、水路の下を、川が通る。

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まだこんなに高い。
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けっこう流れが早い。
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青緑にひかる、きれいな植物群。
苔かと思ったけど、シダのなかまかな?
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※追記
後で庭師の友人が教えてくれました。クラマゴケというそうです。
きれいな水があって水が滴るようなところに生えるそうです。
調べてみると、その中でも、コンテリクラマゴケ(紺照鞍馬苔)というやつみたいです。
苔と名が付きますがシダのなかまで、やはり青く光ってる、といろんなところで書いてありました。



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けっこうスリリングな道行きです。
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お、田んぼだ。
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広くなった。
ここはゴミを集めて、取るところ。
ゴミが外側に流れて、
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この柵で引っかかるしくみ。
シンプル!
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分水地点(いちおうここがゴール、ここまでが5キロといくらか?だった)
ここで、どちらにどのくらい流すか、水量を調節するそうです。

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わかれた一本から、また分かれます。
見えにくいけど、左に直角に、細いのが出てます。
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ひらけてきた。


おお、、、
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おおお、、、!!
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なんか、すごいです、この景色。
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ここも
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ここも!
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あの、山の中をくねくね、くねくね、ずーーーっと引っ張ってきた、
一本の水路がなければ、この景色もなかったのです。

いつも見慣れてる田んぼも、
水路と一緒に歩いてきたら、
「すごーい!すごーい!」と連発してしまいました。

水路はあちこちで分岐して
人の暮らしの中にも、いろんな形で通っていきます。

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この地区の棚田を見たことがある人なら
この田んぼ全部の水をまかなってるのが
あの、一本の嶽水道だと知ったら、びっくりすると思います。
見てきた私だって、いまだに信じがたい。
二つある大きな堤も、この水を溜めてるらしい。。

で、この地区だけでなく、分水した水路は
もっと下の、浜地区まで伸びているそうです。

大雨の後には地区の人が必ず山まで見に行って
倒木や土砂が水路を塞いでないか点検するそうです。

造られてから四百年近く、一度も水が止まったことがないそう。
・・・
すごすぎる・・。

なんの動力も使わず、
水は高いところから低いところへ流れる、という
自然の法則を利用して
こんなに長い時間が経っても
たくさんの人の役に立ってる、、、
これぞ、ほんとうの公共事業だ。


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2014年07月07日

スッポンその後

よく降りますね。
家じゅう湿ってます。

犬たちもヒマそうです。
昨日からBIG FAMILYの看板犬タマちゃんが来ています。
例によって雷が鳴ったもんで、じっとしていられなくて来るみたいです。

わたしも出るに出られず、ラッキョウ漬けを仕込んだりゴソゴソしてます。



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先週、田植えも無事に終わってのすっぽんパーティー。
お集まりいただいた皆さん、いろいろ差し入れも頂いて
ありがとうございました!!m(__)m

スッポンは、スッポンはですね、、

食べませんでしたー。(^_^;)

日頃からスッポンを捕って自分で捌いて食べてるという友人が来られなくなって
ノブさんと地球屋けんたろー君が捌くことになったのですが
直前に、「ちょっと調べてからにしようよ」
「いや、とにかくやってみよう」とか意見がわかれて

調べる派でネットでスッポンの捌き方の動画を見ました。
その動画は熟練の職人さんの、まあ、息をのむような凄い技で。
その美しい無駄のない包丁さばきを見て
料理人けんたろー君は
「すいません。舐めてました。できません。」と降参。

(だって、切り落とされた頭が、咬みついてくるんだよー!
内臓を傷つけないようにきれいに解体して、
なんだかいろいろ配置されてる曼荼羅のようなお腹からすっと、
「これがしょんべん袋です」って、破らないように取り出すんだよー!
破ると身まで臭くなるらしいよ!)


もっと簡単な、素人スッポン食愛好家レベルの捌き方もあったのかもしれませんが
ぽちっと選んだのがこの動画だったのも巡り合わせということで。

いっしょに見ていた数人も、
「うん、そだね、これはできんよ。」
と、外へ出てみたら
今まさに包丁を持って事に挑みかけていたノブさんたち。
待ったをかけたのは私です。

ノブさんは本気だったのですが。
心底食べてみたかったようですが。
私は、覚悟できてませんでした。
すみません。m(__)m



個人的な事ですが
ああいう場になってはじめて
ずしっときたわけです。
あのカメの必死さと、食べようとしている私のお気楽さの隔たりというのか。
いえ、私はそんな勇気なくてみんなの肩の間から覗いていただけなんですけど。

そして、魚と違って手足があって、近い感じで
これ、手際悪くて時間がかかるともう見てられないんじゃないかと想像してしまい。

はい。私が止めました。
すみません!


で、飲んで泊まったけんたろー君が
朝、スッポン眺めてフタするの忘れたらしく
庭の池に逃げちゃいました〜〜〜

で、その後雨で増水してフタがゆるくなったのか知らんけども
2匹目も池に逃げちゃいました〜〜〜〜

今、2匹はうちの池にいるのでしょうか?
それとも脱出したかな?
ヤゴやカエルやいっぱいで、案外住みやすいかも。
そのうちまたノブさんが捕まえたりして。
ははは〜^_^;


オマケ

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↑ あの仔犬は結局ウチで飼うことになりました。
名前はジョビです。
自分の陣地にいろいろ持ち込んで一人遊び中。タオルにスリッパ、枝・・



posted by egri at 18:47| Comment(0) | 暮らし